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【衝撃】石垣島ならどこでも星が綺麗…はウソ!プロが教える「夜の雲の色」で見分ける究極の星空スポット

June Milky Way panorama over the coastline at Ishigaki Island, near Nagareboshi no Oka

石垣島へ旅行に来る方の多くは、「石垣島に行けば、島のどこでも満天の星が見える」と思っています。しかし、それは大きな間違いです。

実は、石垣島の中でも「星空の見え方」は場所によって劇的に異なります。では、本当に星が綺麗な場所はどうやって探せばいいのでしょうか?

新垣 信成 
石垣島で10年間、毎日夜空を見上げている星空ガイドの私(新垣)が、世界中どこでも使える『一瞬で本物の星空スポットを見分ける究極の指標』をお教えします!
目次

【重要】星空が綺麗な場所は「夜の雲の色」で一瞬で分かる!

今いる場所が星空観測に適しているかどうか。それは「夜の雲の色」を見るだけで一発で分かります。

夜の雲は「白」が当たり前だと思っていませんか?

夜空を見上げた時、雲が白く見えているとしたら、残念ながらそこは「最高の星空スポット」ではありません。

夜の雲が白く見えるのは、地上の街の光(光害:ひかりがい)を雲が反射しているからです。本当に夜の暗さが保たれている場所に行くと、雲は光を反射しないため「真っ黒」になり、夜空と同化してどこに雲があるか分からなくなります。

市街地などの「白い雲」が浮かぶ場所では、雲の背後にある星の光が打ち消されてしまいます。逆に「雲が黒く(見えなく)なる」場所では、白と黒のコントラストによって星が信じられないほど際立って輝くのです。

Woman sitting in grass field gazing at the starry sky at Nagareboshi no Oka, Ishigaki Island

この一枚の写真をよく見てください左側が雲が反射して白く写っているのに右皮が雲の色が黒く雲がたくさんあるのに星が綺麗に見えていることがよくわかります。雲が多い時こそ漆黒の闇の環境の凄さを感じることができるのです。

写真で歴然!「黒い雲」の場所でしか撮れない星空がある

この「夜の暗さ」の違いは、カメラで星空を撮影するとさらに決定的な差となって現れます。

明るい場所ではシャッタースピードが稼げない

星空を綺麗に撮影するには、シャッターを長く開けて(露出を稼いで)星の光をたくさん取り込む必要があります。しかし、街の光を反射して「雲が白く写る」場所でこれをやると、空全体が白飛びしてしまい、肝心の星が目立たない写真になってしまいます。

そのため、プロの星空カメラマンは徹底的に「暗い場所」を好みます。「流れ星の丘」の星空ツアーでも、極限の暗闇の中で最高の一枚を残すため、高感度・低ノイズに強い「SONY α7S III」というカメラに、非常に明るい「14mm F1.4 GM」という最高峰のレンズを組み合わせて撮影を行っています。

スマホ撮影でも「天の川の色」まで写る!

最近はスマートフォンのカメラ性能が飛躍的に向上し、30秒ほどの長秒時露光(シャッタースピード)が設定できる機種も増えました。

「黒い雲」が広がる本当の暗闇で最新のスマホを使って撮影すると、なんと「天の川の中心部の色」や「赤色巨星(赤い星)の色」まで鮮やかに写し出すことができます。これは、光害のない究極の暗闇だからこそ表現できる世界です。

ハワイ・マウナケアをも凌ぐ?平久保半島の奇跡の地形

「流れ星の丘」がある石垣島北部の平久保(ひらくぼ)半島は、日本国内はおろか、世界的にも類を見ない「本物の暗闇(雲が黒い場所)」が保たれている奇跡の場所です。

世界中を旅したお客様が驚いた「暗さ」

以前ツアーに参加されたお客様に、世界中の星空名所を旅し、ハワイの有名な星空観測地「マウナケア」にも行ったことがある方がいらっしゃいました。その方が平久保半島の星空を見て、こうおっしゃったのです。

「ハワイのマウナケアよりも、ここ(平久保)の方が暗く、星がよく見える気がする」

マウナケアは標高4,000mを超える高所にありますが、眼下には都市の明かりが広がっています。日本国内の長野県などの標高が高い星空スポットも同様で、頭上の星は綺麗でも、下界の都会の明かりが雲を白く照らしてしまうことが多いのです。

光の防波堤「於茂登岳」が生む圧倒的な暗闇

一方、平久保半島は石垣島の市街地から40〜50kmも離れており、海に向かって細長く突き出た特殊な地形をしています。さらに一番近い100万人都市は海を隔てた台湾です。

そして決定的なのが、市街地との間にそびえる沖縄県最高峰の山「於茂登岳(おもとだけ)」の存在です。この山が市街地の光を完全に遮る「光の防波堤」となっているため、平久保半島は他の集落からの光害をほとんど受けないのです。

新垣 信成 
「国内にこれほどの夜の暗さが保たれている場所があるとは思わなかった」というお客様の言葉は、今でも私の心に深く残っています。

スコールがもたらす感動と、星の光を増幅させる「天然のレンズ」

暗闇が保たれた平久保半島では、大自然と星空が織りなす魔法のような現象に出会うことができます。

天然のレンズ現象

薄い雲が点在している夜。雲が街の光を反射しないため、薄い黒い雲の奥から星の光だけが透けて見えます。この時、雲が「レンズ」のような役割を果たし、1等星などの強い光が増幅されて、普段よりもさらに大きく、力強く輝いて見えるのです。

スコール後の奇跡

石垣島では、ツアー中に急な雨(スコール)に見舞われ、雲に覆われて星が一つも見えなくなることがあります。お客様は心配されますが、急に広がる雲は、急になくなる雲です。雨が上がり、一面の雲が割れて一つ一つ星が見え出し、やがて漆黒の空に巨大な天の川が突然姿を現した時の感動は、言葉では表現できません。

それはただ「綺麗な星空を見る」というレベルを超え、まるで「宇宙を直接覗き込んでいる」ような圧倒的な体験です。

この奇跡の暗闇を未来へ。平久保半島自治協議会の挑戦

この世界に誇るべき「究極の暗闇」は、決して当たり前にあるものではありません。リゾート開発や無秩序な企業の参入が進めば、美しい黒い雲はあっという間に白く濁り、星の光はかき消されてしまいます。

新垣 信成 
この夜の暗さを絶対に未来へ残したい。その思いから、私たちは立ち上がりました。

昨年、平久保半島にある5つの集落(伊原間、明石、久宇良、平久保、平野)の自治会が結束し、新たに「平久保半島自治協議会」という団体を設立しました。

豊かな自然と星空を開発の波から守るため、地域が一体となって取り組みを始めています。私、新垣信成もこの協議会の事務局として、日々この大切な環境を守るために活動しています。

\平久保半島自治協議会についてはこちらから/

まとめ:本物の星空に出会う旅へ、究極の星空スポット平久保半島!

次に星空を見に行く時は、ぜひ「夜の雲の色」に注目してみてください。雲が白く見える場所から、雲が黒く同化する場所へ。光害のない本当の暗闇にたどり着いた時、あなたが今まで見ていた星空の常識は覆るはずです。

石垣島へお越しの際は、市街地の白い空から抜け出し、ぜひ究極の星空スポット『平久保半島』へ足を運んでみてください。圧倒的な宇宙のパノラマが、あなたをお待ちしています。

よくある質問(FAQ)

市街地のホテルに泊まりますが、そこからでも星は見えますか?

晴れていれば明るい星はいくつか見えますが、市街地の光の影響(雲が白く見える状態)を受けるため、天の川などの微細な星の光を見ることは非常に困難です。最高の星空を体験するなら、光害を遮断した北部(平久保半島など)へ移動されることを強くおすすめします。

ハワイなどの高山と比べて、石垣島(平久保半島)の星空の強みは何ですか?

標高の高い山は視界が開けていますが、眼下に都市部があるとその光が下から星空を邪魔してしまいます。平久保半島は標高こそ低いものの、海に突き出た地形と山(於茂登岳)による遮光効果で、絶対的な「夜の暗さ」が保たれており、それが圧倒的な星の輝きを生み出しています。

真っ暗な場所での星空撮影はスマホでも可能ですか?

はい、可能です!最近のスマートフォンは長秒時露光(30秒ほど)ができるものが多く、平久保半島のような「本物の暗闇」であれば、天の川の模様や星の色まで美しく撮影することができます。

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