石垣島に来たら、ぜひ見てほしい星があります。
「見ると寿命が延びる」と言い伝えられてきた伝説の星・カノープス。しかし、見られる方角・高さ・時間帯を知らないと、あっさり見逃してしまう星でもあります。
石垣島で10年以上、星空ツアーを続けてきた私(ガイド・新垣)が、確実に見つける方法と、2月・3月ならではの注意点をすべてまとめました。ぜひ最後まで読んで、準備万端で遊びに来てください!
この記事でわかること
- カノープスとは何か・なぜ石垣島で見やすいのか
- 確実に見つける方向・高さ・おすすめ時間帯
- 2月・3月の防寒対策(現地ガイドの10年分の実体験)
- 月明かりを避けて星空を最大限楽しむ「予約のコツ」
見ると寿命が延びる?伝説の星「カノープス」とは
カノープスは、りゅうこつ座のα星で、全天で2番目に明るい恒星です。古くから中国では「南極老人星」と呼ばれ、「見た人は長生きする」という伝説が残っています。琉球・八重山でも「長寿の星」として親しまれてきました。
日本の本州(東京・大阪など)では南の地平線ギリギリにしか現れず、建物や山に遮られてほとんど見ることができません。しかし石垣島では、地平線から約15度の高さまで昇るため、晴れた夜ならかなりの確率で目撃できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | カノープス(Canopus)/ りゅうこつ座α星 |
| 伝説 | 「南極老人星」見ると長寿になると言われる |
| 見られる時期 | 11月下旬〜3月上旬(2月がベスト) |
| 石垣島での高度 | 約15度(地平線から拳1つ〜1.5個分) |
| 見える方角 | 南〜南東 |
| おすすめ時間 | 21時頃(南東の空、高度約10度) |
| 色と特徴 | 赤みがかった大きな明るい光 |
石垣島でカノープスを確実に見つける方法
10年間ツアーでお客様を案内してきた経験から、誰でもすぐに見つけられる方法をご紹介します。
- 1
南〜南東の空を向く
ツアー開始(21時頃)は、南東の方角に向きます。スマホのコンパス機能を使うと便利です。
- 2
手を水平線に向けてまっすぐ伸ばす
腕をまっすぐ前に伸ばし、指先を水平線(地平線)に向けます。
- 3
拳(こぶし)1つ分の高さを見上げる
そのまま拳1つ分(約10度)上を見てください。赤みがかった、ひときわ大きく明るい星が見えたら、それがカノープスです!21時頃は高度約10度、夜が深まるにつれて沈んでいくので早い時間帯がおすすめです。
カノープスの3つの特徴
- 方角:南〜南東から昇ってきます
- 特徴:ひときわ赤く、大きな光を放っています
- タイミング:カノープスが沈んだ後、入れ替わりで「南十字星」が昇ってきます
新垣 信成 油断大敵!2月・3月の夜は「防寒対策」が必須
「南国だから夜もパーカー1枚で大丈夫でしょ?」と思っている方、ちょっと待ってください!
今の時期、日中は23〜24度まで上がりますが、夜は北風が強く吹くことが多く、体感温度はグッと下がります。しかも星空ツアーの会場は、街明かりのない開けた丘の上。風を遮るものが何もありません。
要注意!こんな状況になりやすいです
- 昼間が暑かったので薄着で参加 → 夜は強風で体感温度が急低下
- 「沖縄だしサンダルで」 → 丘の上で足元から冷えて辛くなる
- 防寒なしで参加 → 寒くて星どころではなくなってしまう…
なぜ夜は冷えるのか?「カーチバイ」の影響
この時期は季節の変わり目で大気が不安定になりやすく、石垣島の言葉で「カーチバイ(夏至南風)」のような強い季節風が吹き始める時期に向かっています。時には風速10メートル近い風が吹くこともあります。気温は高くても、風速1mにつき体感温度は1度下がると言われるため、油断は禁物です。
プロが教える「星空観賞のための最強コーデ」
では、どんな格好なら快適に星空を楽しめるのでしょうか?実際に私がツアーに出る時の服装をもとにご紹介します。
- 🧥 風を通さないアウター(最重要):ウインドブレーカーやダウンジャケット。ニットだけでは風を通して寒いです
- 🧣 首元を隠す:ネックウォーマーやマフラーがあるだけで体感温度が全然違います
- 👟 足元の冷え対策:サンダルはやめましょう。スニーカー+靴下を強くおすすめします
- 🔥 ホッカイロ(超おすすめ):ポケットに入れておくだけで快適さが全然違います
- 🛋 ブランケット:ツアー会場に用意がある場合もあるので、事前に確認を!
新垣 信成 予約前に必ず押さえたい「月」のこと
最高の星空を見るための「予約のコツ」をお伝えします。星空観賞にとって、一番の敵は「月明かり」です。
「新月=見える・満月=見えない」は間違い!
夜には「月夜」と「闇夜」があり、それは「日付」ではなく「時間」で分かれます。たとえば、満月に近い日でも、月が昇ってくるのが深夜であれば、早い時間帯は真っ暗な星空が楽しめます。逆に月が早く沈む日なら、深夜は満天の星になります。
プロのおすすめ予約術
日付だけでなく「月が出ていない時間帯」を確認してからツアーを予約するのがベストです。流れ星の丘では月の出入り時間も含めた情報をご案内しています。
カノープスに関するよくある質問
石垣島でカノープスは何時頃に見えますか?
2月頃であれば、ツアーが始まる21時頃に南東の空・高度約10度(地平線から拳1つ分)の位置に見えます。夜が深まるにつれて徐々に沈んでいくため、21時〜22時頃が最も見やすいタイミングです。夜中には地平線に沈んでしまうので、早い時間帯での観測をおすすめします。
カノープスが見えない日はありますか?
カノープスは石垣島では地平線から約10〜15度の高さにあるため、雲がある日は雲に隠れて見えません。晴れた日であれば比較的よく見えますが、水平線付近に雲があると難しいこともあります。石垣島は天気が変わりやすいため、当日の天気を直前まで確認することをおすすめします。
カノープスと南十字星は同時に見えますか?
同時には見えません。カノープスが沈んだ後、入れ替わりで南十字星が昇ってきます。カノープスは2月に見やすく、南十字星は3月以降がシーズンです。両方見たい場合は、2月下旬〜3月上旬が狙い目です。
2月・3月の石垣島の夜は何度くらいですか?
気温は日中23〜24度ほどですが、夜は北風が強く吹くことが多く、体感温度はかなり下がります。風速1mにつき体感温度は1度下がると言われており、風速10m近い風が吹くこともあります。ダウンジャケットやウインドブレーカーの持参を強くおすすめします。
カノープスを見るのにツアーは必要ですか?
個人でも見ることはできます。ただし、石垣島北部の光害がない場所まで移動する必要があり、方角・時間帯の知識も必要です。ツアーに参加すると、ガイドがリアルタイムでカノープスの位置を案内し、望遠鏡での観測や他の天体の解説もあるため、初めての方にはツアーがおすすめです。
流れ星の丘でお待ちしています
2月・3月は少し肌寒い日もありますが、空気は澄んでいて星空は本当にすごいです。特に私たちの拠点である石垣島北部の「平久保半島」は、市街地の光が全く届かないため、世界的にも貴重な「夜の暗さ」が保たれています。
そんな場所で見るカノープス、オリオン座、そして冬のダイヤモンドの輝きは、本当に格別です。ぜひ一度、ご自分の目で体感してみてください。
流れ星の丘の安心サポート
- 当日天気が悪くなった場合は直接ご連絡いたします
- 翌日以降への振替も柔軟に対応しています
- 石垣島の天気は変わりやすいため、直前の天気予報をご確認ください

