かねてから模索しているオンラインでの星空ツアーの実験をZOOMとYouTubeliveを使って、実際に星空ツアーを行っている流れ星の丘でテストを試みました。ここでは、その様子の一部を紹介したいと思います。
テスト環境
- カメラ:Sonyα7sⅱ
- レンズ:シグマ 14㎜ F1.8
- 回線:モバイルWi-Fi
- コンバーター:ATEMmini pro
- パソコン:レッツノート
ZOOMで星空の生中継
最初はオンライン○○で有名なZOOMを使って、那覇にいる友人とオンラインで星空を案内できるのかを実験してみました。
実際にやってみると、意外と天の川もハッキリと写ってくれて、那覇の友人は初めて天の川を見てらしくて、とても驚いていました。実は昨年のゴールデンウイークに石垣島に遊びに来てくれて、その時に星空ツアーにも参加予定だったのですが、天候不良で断念していたので、「生で見たかったー」などと言っておりました。
レーザーポインターを使って、分かりやすい星座をいくつか紹介しましたが、それも、好評でした。ただ、こちらのパソコンで確認している画質と相手の画質には注意が必要で、相手が見ている画面の光量を上げたり、部屋を暗くしたりと工夫が必要な事が分かりました。相手側に表示されている画像をキャプチャーして送ってもらったのですが、こちらの画像とは差があるようにも感じました。
「さそり座のアンタレスは赤い星です。」と説明した時、赤い?って言われたので、その画像を送ってもらったのですが、全部白い星に写っていました。こちら側の画像では赤く映っているので、ZOOMの画質が星空には向いていないのかもしれないと思い、次はYouTubelive配信を試してみました。
YouTubeliveで星空の生中継
画質が比較的綺麗だと言われているYouTubeですが、誰でも観れてしまうし、会話出来ないので、オンライン星空ツアーでは使えないのですが、画質の確認をしたかったので試してみました。
YouTubeliveは配信したら終わっても動画が残っている様なので、そのURLを下に貼り付けておきますので、興味がある方はご覧になってください。
画質は少しマシな様な気がしますが、星の色は出ていません。感度を上げたり、シャッタスピードと遅くしたり、早くしたりと色々と試みたのですが、おもったほど画質が良くならないと感じました。
まとめ
今回感じた事は、相手側の環境もかなり影響して、画像の見え方が変わって来るという事です。暗い画面で設定していると全然見えません。普通の人は携帯電はの画面の明るさは気にしても、パソコンの画面も明るさはどこで調整するのか戸惑う場合が多いような気がします。元の画像を明るくしようと感度を最大にあげると、ノイズがひどくて、星なのかノイズなのかが全く分からない印象です。あと、意外とパソコンの画面より携帯電話の画面の方が良く星が写っていたような印象です。 課題が出てきたので、ほかのプラットフォームも検討してオンラインでの星空ツアー実現に向けて、これからも検証していこうと思います。
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