このページでは星空ライブ配信の現状と今後の可能性を私なりにご紹介したいと思います。
その前に、星空ライブ配信の現状と今後の可能性について調べる切っ掛けになった思考の流れを話します。
前説
新型コロナウイルスの影響で、拡散防止の観点と沖縄県や石垣市の来島自粛要請を受けて、その協力の為に4月6日から5月中の星空ツアーを中止しておりまが、満天の星空が見える夜には、コロナの影響が無ければこの素晴らしいい星空をご案内で来たのかもしれないと肩を落としております。星空ツアーが開催できない中で、日々いろいろな事を考えたりします。この世界的な自粛の影響は、今までの世界が一変する可能性があり、世界規模での人の移動が減少し、LCCなどの格安航空会社も少なくなっていき、更に世界的な人の移動が少なくなる、スパイラルになって行くのではないかと危惧してしまいます。
これからの時代を受け入れた星空ツアーの模索
今後、コロナウイルスの感染拡大が収束傾向で、ツアーを再開できたとしても、今までの様にすぐに石垣島にお客さんが来てくれるとは到底思えないくらいのダメージを受けていると思っています。今まで来てくれたお客さんの中には満天の星空に癒しを求めて来られたお客様も多くいます。毎年必ず来てくれるお客様もいます。そんなお客様が、石垣島に行きたくても気軽に行きにくくなってしまう社会になったとしたら、とても悲しい事だと思いました。
そんな悲しい事にならない為に何かできないかと思ったのが、星空ライブ配信の現状と今後の可能性を調べる切っ掛けです。
もしかしたら、これからの世界は、人の世界的な移動に制限をかけ脱グローバルの世界に進んでいき、逆にインターネットなどの通信技術の発達で、そこに行かなくてもそこにいるかのような技術を発展させ加速させていくのかもしれません。
この事は私たちの様な観光業者には死活問題です。
でも、その様な技術が発達する事は、今まで健康な人しか体験できなかった事を、例えば病気で外に出たくても出れない人や経済的な問題で遠くに行きたくても行けない人にも感動を与える事が出来る可能性が広がるという事にもなります。
例えは、リモート配信で星空ツアーが実現出来れば、そんな人たちにも石垣島の星空を体験提供できる可能性を秘めています。夢の様な素晴らしい事かもしれないと思いました。
私たちの様な観光行者も時代の大きな流れを受け入れ、考え方も変えていく必要があるのだと思います。
星空ライブ配信の現状
石垣島の満天の星空を、肉眼で見るものに近いクオリティーの画質でライブ配信出来たら、どんなに素晴らしい事だろうと思います。
だた、ここで最も重要な事は「画質」だと感じました。
いつもお客様の星空記念撮影をしていて、静止画でさえ難しくて、シャッタースピードを20秒に設定して撮影しているのに、シャッタースピードを落とすために感度を上げてもノイズが酷くなってしまったりと問題が日によって出てくるのに、タイムラプス以外の動画での撮影は本当に可能なのかという問題に当たってしまいます。
とは言っても、星空ライブ配信をしているとこは沢山あります。石垣島の天文台も南十字星モニターをライブ配信しています。
(リンク:石垣島天文台南十字星モニタ-)使用カメラNikonD7000
有名な星空ライブ配信はYouTubeにある東京大学の長野・木曽観測所のライブカメラだと思います。
(長野・木曽観測所ライブカメラ)使用カメラSonyA7s※A7s2に変更予定
これらで使用されているカメラは市販されている一眼レフカメラで、なかでもSonyA7s2は人工衛星にも搭載されるくらい信頼と実績があります。
どの配信も素晴らしい配信ですが、最も重要視している画質に関して言うと、小さな星や天の川もかろうじて分かるくらいの画質で、ノイズのざらつきも大きく肉眼で見るものとは違いが大きいような気がしています。
星空ライブ配信の可能性
ライブ配信出来る環境と通信が整えは現実的に可能ですが、やはり、最も重要な要素は、星の様な小さな光を低ノイズでとらえるカメラではないかと考え、SonyのA7s2よりも低ノイズ高感度のカメラはないのかと探していると。感動的な動画に出会う事が出来ました。
それはがこちらになります。
この動画を最初に見た時は、正直身震いするくらいの衝撃でした。映し出されている星空が肉眼で見る星空に非常に近いものだからです。レイザーポインターで星座をなぞっているシーンもどの星を指しているかもはっきりとよく分かります。残念ながらこの動画はライブ配信では無いですが、この動画の画質は感動的なレベルです。タイムラプス動画ではくこのレベルの星空の動画を始めてみました。もし、このレベルで配信する事が可能ならリモートでの星空ツアーも可能ではないだろうかと思ってしまいました。
この動画を撮影したカメラはCannonのme20f-shという業務用のカメラで2015年発売のカメラですが、昨年(2019年)のテクノロジー&エンジニアリングエミー賞を受賞するほど素晴らしいカメラで、 カメラ本体だけでもとても高価な為簡単に購入できるものではありませんでした。
今後技術の更なる進歩で、この様なカメラが私たちが手に入る金額になる日も近いのかもしれません。Cannonの超超高感度のセンサーの発表やSonyのA7s3も発売まじかだと噂もあるので今後が楽しみです。
近い将来石垣島の流れ星の丘にライブ配信出来る設備を揃えて、石垣島の北部に足を運ばなくてもライブ配信で満天の星空や天の川を見たり、流れ星を探したり、時間を区切ってリモートでの星空ツアーを開催して、地元の星空ガイドさんの活躍の場も広げたり、時代の流れを受け入れて、私たちの在り方も変わっていく様な行動する準備を進めていきたいと思います。