プロ目線で石垣島で星空が綺麗に見える場所を解説

インターネットで石垣島の星空を調べてみると、星空が綺麗に見えるスポットを紹介しているページがいくつもありますが、ほとんどが素人目線としか言いようがありません。あまり星空を観測していない知識が薄い人が、PVを稼ぐために少しだけ調べて書いた様に思えます。石垣島生まれ、星見せ屋の仕事を7年している島人が、プロ目線で星空が綺麗に見える環境を簡単な方法で解説します。

石垣島でほんとにヤバい星空が観たいと思っている人の参考になれば幸いです。

石垣島流れ星の丘

ヤバい星空見たければ雲の色に注目すべき!

夜空に浮かぶ雲は白く見える事を当たり前だと思っていませんか?

おそらくこの記事をご覧になっているほとんどの人はそう思っているでしょう!

何を言っているのだ??雲は白いんだから当然だ!と思った人は全員星空素人ですWW

実は違います。月夜以外は雲は黒くて見えない!が本来は当たり前だったのです!月夜でも人工の光が全くない場所で月明かりだけで照らさせた雲の見え方は当然違います。

つまり、私たち人間が作った人工物をこの地球上から取除いたと仮定すると雲が白く見える事は当たり前ではないのです。

ではなぜ夜空の雲が白く見えるのか?

それは簡単な話です!地上大量に放射される人工の光を雲が反射して見えるので雲は白く見えるのです!

この人工の光の反射は町から少し離れて位でも雲の色を白くしてしまうくらい強力なのです。いわゆる光害というやつです。

下の写真をご覧ください

2022年8月20日石垣島流れ星の丘から市街地の方角を撮影

この写真は人工の光がほとんどない石垣島北部の平久保半島にある流れ星の丘から市街地の方角を撮影した写真です。

ぱっと見は天の川がとても綺麗な写真ですが注目してほしいのは写真の下、海の向こうの山の上にある雲が市街地の光を反射してとても明るく写っているのが見えると思います。これが雲を白く映す光の正体です。

石垣島は人口5万人の小さな都市ですが、それでも市街地はこんなにも光で溢れているのです。石垣島は星空で有名な島になりつつあり、どこでも満天の星空は見れるわけではありません。ダイナミックな天の川や数多くの流れ星が観れる場所はごく一部しかありません。実際は市街地の光が沖縄県で一番高い山オモト岳に阻まれて届かない平久保半島の先付近とごく一部です。

写真だけですべてを伝える事は出来ないので動画でもリアルな星空を見たいという方はこちらから見ることが出来ますので一度チェックしてみてください。↓

雲が黒く見えるとは?

2022年8月石垣島流れ星の丘から撮影した北の方角

上の写真を見てください。

この写真は石垣島北部の流れ星の丘で撮影した写真ですが、くもが映っているのが分かりますでしょうか?

写真の下のほうに黒い塊が浮かんでいるのが見えると思います。これが雲が黒く見えるという意味なのです。

ここで疑問に思う事はありませんか?真っ暗な場所で黒い塊を見ると当然同化して見えなくなるのになぜ雲だけが黒く浮かび上がるのでしょうか?

それは、暗黒の宇宙を想像してしまいがちですが、実は宇宙は淡い光で溢れているからなのです。

人工の光が届かない真っ暗な環境は想像しただけで怖いものですが、実は暗黒の宇宙を数えきれないくらいのたくさんの星々が照らしているのでその美しさに怖いという感情は何処かに消えてしまいます。

雲が黒く見える環境で見る天の川

2022年6月石垣島流れ星

雲が人工の光を反射しない環境で見る天の川はそれはもう圧巻で、一生に一度は見ていただきたい絶景だと思います。このような環境がこの日本にあるという事も知って頂きたい事実です。

天の川の淡い光の川は、光害によって反射した雲の色より淡い為、雲が白く見えるような環境ではどれが天の川でどれが雲なのか星の位置と現れる場所をある程度知っている人でないと到底区別は出来ないでしょう。区別できたとして、あれが天の川だと分かってみてみても感動する様な天の川は見えないでしょう。しかし、写真で撮影するとシャッタスピードを限界まで長くして多くの光を取り込むとある程度天の川が綺麗に撮影する事が出来ます。なので、写真で綺麗に見える場所だと紹介されてその場所に行ったのに実際は全然違う事がよくあります。写真で騙されないように注意が必要です。

雲が黒く見える環境では流れ星の数がヤバい

流れ星の天の川
2022年8月石垣島流れ星

雲が黒く見えるくらい光害が届かない環境では天の川以外にも様々な恩恵を受けます。

その中でも、特にお伝えしたいのは流れ星の観測率の高さです。

これはまぎれもない事実です。少し考えると当然の事なのですが、やはり雲が白く反射しない分小さな流れ星がとても際立つといったほうがより正確な表現なのかもしれません。平均して流星群では一時間に5個~20個などが観測できると言われていますが、光害が全くない場所では流星群でなくても平均5個~20個観測することが出来ます。当然月明かりの影響がない闇夜に限りますが、この時期では1時間もいればほぼ確実に流れ星を見る事が出来ます。

また、流れ星にもたくさんの種類がある事を知っていますか?

一瞬で流れる小さなものから、長い尾(流星根)を3秒もかけて引っ張る超ロングタイプや、緑の流れ星や、爆発して2つに割れて流れる珍しいものまで、一言で流れ星と言ってもとても多くの種類が実はあるのです。

まとめ

どうでしたか?素敵な星空を見つける為の知識になりましたでしょうか?

私は長年石垣島で星空を見せるし事をしていますが、その中で残念に思うのは、石垣島なら何処でも同じ星空だから近場ですませようとかホテルの敷地で見ようとか、そのようなお客様がとても多い事です。また、リゾートホテル中で行う星空ツアーや近場で星空を済ませようという需要を狙った星空ツアーがこのよう事実を隠しているのか知らないだけなのか平然と行われているのも事実です。そんなツアーに参加したお客様が石垣島の星空は全然大した事なかったとSNSで発信しているのを見ると非常に残念に思います。なので、この記事を最後まで見たあなたは、せっかく石垣島にきなのなら、ツアーに参加しなくても雲の色をたどって光害がない場所を探すヒントにしてください。満天の星空と圧巻の天の川に数多くの流れ星に逢える事を祈っております。

最後に石垣島の流れ星の丘で行う星空ツアーが気になった人はどうぞこちらからご覧ください。↓

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流れ星の丘 - さぁ、流れ星に逢いに行こう!

ここは、石垣島の市街地から遠く離れた星の楽園!国内初の星空保護区エリアでもある「流れ星の丘くうら」。ハンモックやリクライニングチェアで星空に抱かれてみたり、ガイドが八重山の星文化を案内してくれたり、唄三線が響いていたり、双眼鏡で宇宙を覗いてみたり、星空フォトで星空をお土産にしたり、そんなプレミアムな場所です。