石垣島で南十字星をどうしても観たい方へ!地元の星空ガイドがリアルな観察方法を徹底解説します。

石垣島で南十字星が観たいんです!見れますか?と、長年星空ツアーを運営していると毎年ほんとに多くのお客様に問い合わせ頂きます。それほど南十字星は特別な星座なのです!ところがこの南十字星、どの季節もどんな時間でも見れるという訳ではなく、尚且つ観測する場所や角度まで計算して見に行かないとなかなか出会うことが出来ないとても観測が難しい星座なのです。そんな超レアな南十字星の観測方法を石垣島で星空を案内する仕事を7年以上している地元のプロが解説します!

石垣島で南十字星を観察できる季節は!

 石垣島で南十字星を観察できる季節はズバリ1月~5月です!実は国立天文台の(恒星の出入りと子午線通過)という計算サイトを使えはその日の正確な南十字星の南中時間を調べる事も出来ます。南十字星は12月末になると観測できる時間が日中から日出の時刻に近づき、だんだんと上がるのが遅くなってき6月ごろには日の入に近づきだんだんと日の入に重なり見えなくなっていきます。そのため現実的に観測可能になってくるのが、日出時刻の1時間前に南十字星が南中時間に重なる1月中頃から、日の入り時刻の1時間後に南中時刻が重なる5月頃までになります。石垣島は内地より赤道に近く、北緯24度に位置しているので日が昇る時間帯が東京と比べると1時間以上ずれる事があるので注意が必要です。

石垣島で南十字星を観察できる時間はビックリするほど短い!

 星座は位置する場所や季節によって観測できる時間が異なります。石垣島、波照間島を含めた八重山諸島は国内で最も南に位置している為、北半球の星座はもちろん南半球の星座までも観測出来てしまいます。全88ある星座の中で84の星座を観測できる八重山諸島は国内で唯一の貴重な場所なのは間違いありません。南十字星もその位置的恩恵を受けている星座の一つです。しかし、南十字星は気球の地軸のずれの範囲でしか観測できない為観測できる時間がとても少ないのです。1日のうちで観測できる時間はな南中する時刻を中心にして前後30分でトータル1時間程度なのです。(※南中時刻とは※観測する場所によっては30分もない)また、その日観察できる時間も一日約4分遅くなっていきます!この事を知っているかいないかで観測できる可能性が大きく異なる事は言うまでもありません。

石垣島で観察する場所はここがおすすめ!

 石垣島で南十字星を観察するのに最も適した場所はズバリ玉取崎展望台です!星空ツアーを行っている流れ星の丘でも観測可能ですが玉取崎展望台は位置的理由から観察できる時間少し長くなるのです。なぜ最も適しているのか?その理由も少し解説したいと思います。まずここは南の空に向かって開けている場所でだからです。そして、何より暗い場所だからです。この2つを合わせ持つ石垣島でベストな場所が玉取崎展望台なのです。南十字星は真南に位置する為当然石垣島の最も南で観測する事が望ましいと思ってしまいますが、石垣島に住んでいる人ならすぐにそれは無理だと感じるでしょう!それは石垣島の最も南が最も明るい場所だからです。実際どのくらい明るいのか?私が検証した動画も撮影しているので是非参考に見てください

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石垣島で南十字星を観察する為の最大の関門は雲!

 石垣島で南十字星を観察する為に場所と時間を把握したら次に行うのが天気予報の把握です。南十字星が観察可能な冬~夏の初めまでの季節は、石垣島はかーちばいという季節風が吹き荒れる為、最も天気予報が当たらない季節です。週間天気予報はあまり当てにせず、当日朝の天気予報もあまり気にしない程度で、夕方の最新の予報と気象衛星の雲の動きを把握する事がとても重要です!ただ、当日直近の予報も外れる事がある為、少しでも晴れる可能性があれば諦めずに行ってみる事をお勧めします。

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石垣島で南十字星を観察する為に絶対知っておくべき星座!と便利な双眼鏡!

 ここまでくれば南十字星を観察出来たも当然ですが、最後に意外な落とし穴があります。それは南十字星は意外と見つけにくいという事実です。何度も南十字星を観察したことがある人ならすぐにわかると思いますが、石垣島の場合南十字星はさそり座やオリオン座のように簡単に見つける事が出来ません。おそらく上がる位置が低い事が多く雲などに隠れやすい事も関係していると思われます。そこで重要になるのが南十字星を探すための目印となる星座です。その目印となる星座がカラス座です。カラス座は帆を広げた用うな四角形をしているのですがすぐに見つけることが出来る星座で、カラス座から真下にたどっていくと水平線から10度の位置に(片手を水平に伸ばして拳一つの角度)綺麗な十字を見つける事が出来ます。ここまで来てもどれが十字だろう?と普段星座を見慣れていない人は迷ってしまう事があります。その時は十字の中の少し右下に星がある十字を探してみましょう!

双眼鏡があるととても便利!でもどんな双眼鏡でもいいわけではないという落とし穴!

 探す事が意外と難しい南十字星ですが、そんな時に双眼鏡があるととても便利です。水蒸気がや雲が多い夜は肉眼で探すことがさらに難しくなってしまいますがそんな時でも双眼鏡があると観測できる可能性が出てきます。でも、どんな双眼鏡でもいいという訳ではないのではないので少しだけこの辺を解説したいと思います。双眼鏡と一言で言っても実は使う目的で双眼鏡の仕様が全然違います。大体の双眼鏡はスポーツ観戦や野鳥観察などの目的で使われることが多いのでコンパクトでかつ倍率が高いものが多く販売されています。しかし、星空観察の場合コンパクトな双眼鏡はその分レンズも小さいので星の淡い光を十分に取り込むことが出来なかったりします。また、倍率が高い双眼鏡は星座の形を捕らえる事が出来なくてどこを見ているのか?分からなくなってしまうので要注意です。星空観察で最適な双眼鏡の仕様は50×7です!50はレンズの大きさ、7は倍率です。(双眼鏡の商品名の横に数字の組み合わせが並んでいると思いますがそれがこのレンズの大きさと倍率の組み合わせの数字です。)ただ、この使用の双眼鏡は大きいので正直旅行で気軽に持っていくのは気が引けます。倍率が7倍~10倍までの間でコンパクトな双眼鏡であれば南十字星はレンズに中に納まってくれると思います。

とっておきの便利ツール南十字星南中時刻表2023年バージョン!

 ここまでこの記事を読んでくださった人にとっておきの便利ツールをお見せしたいと思います。この表は正直商売道具です。南十字星の南中時刻を日ごとに正確に表にしています。南中時刻の30分前に目的の場所に着くように行動すれば南十字星に出会う効率が格段に上がりますので是非利用してください。

まとめ!

 どうでしたか?南十字星を明日にでも見に出かけたくなったのではないでしょうか?南十字星は南半球の星座で尚且つ真南を探すための目印となる星座なので、南半球の多くの国の国旗に描かれるほどとても重要な星座です。そんな重要な星座を南半球まで行かなくても石垣島でなら観察出来てしまう事実を知ればさらに見てみたくなる事でしょう!石垣島を含む八重山諸島は星空を見上げて生活に取り入れる文化があった星空の島々でもある魅力的な島です。是非星空を見上げに遊びに来てください!

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流れ星の丘 - さぁ、流れ星に逢いに行こう!

ここは、石垣島の市街地から遠く離れた星の楽園!国内初の星空保護区エリアでもある「流れ星の丘くうら」。ハンモックやリクライニングチェアで星空に抱かれてみたり、ガイドが八重山の星文化を案内してくれたり、唄三線が響いていたり、双眼鏡で宇宙を覗いてみたり、星空フォトで星空をお土産にしたり、そんなプレミアムな場所です。