石垣島の流れ星の丘で行っている星空ツアーでは観光客のお客様に分かりやすく、そして詳しく紹介する為に、さまざまな言葉が出てきたりします。ここでは、少し知っておくとより知識が深まるような事を少し紹介したいと思います。
※石垣島でリアルな星空や星座を観測したくなったらこっちものぞいてみて!
星座や天体の種類に関する言葉
見上げると無数に広がる星々をより楽しく、より詳しく理解する為の知識を紹介するよ!
星座
地球上から見た星のならびを人や物や動物に例えて読み名をつけたものだよ!人類が誕生して様々な地域や年代で独自の星座がありましたが、今では国際天文学連合によって全88星座とその領域が定められているよ!ポイントは領域は定められているけど星のつなぎ方は定められていないって事なんだ!ちなみに石垣島では88星座のうち84星座も見る事が出来きる国内でも貴重な星座観測地なんです!
恒星
恒星ってよく耳にするけど、そもそもどんな星?って思っている人も実は多い星なんだ。恒星は簡単に言うと自ら光を放つ星の事で私たちに最も身近な恒星は太陽なんだよ!そして、夜空に無数に輝く星々はほぼすべて恒星なんだよ!実は、自ら光を放たなくても地球上から見たら光っているように見える星もあるんだ!ピント来た人は星空マニアだね!
惑星
恒星の周りを回っていて自ら光を放たない星の事を惑星というんだ!太陽系の惑星ので地球から近い惑星は太陽の光を反射して光っている様に見えたりするんだ。その光は少しずつ動いているので昔の天文学者さんを惑わしていたために惑わす星と書いて惑星となったんだ!
衛星
惑星の周りをその惑星の重力によって回っているのが惑星なんだ!私たちの身近な惑星はもちろん月ですね!ちなみに木製には80個の衛星が観測さてているんだ!そのうち有名なガリレオ衛星は4個でイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストなんだけど、このうち4番目の大きさのエウロパは大量の水がある事が分かっていて生命が生存している可能性が高いと最近のNASA(2021)の発表で明らかになったんだ!
重星
2つ以上の星が重なって見える星を重星と言います。肉眼では一つに見えるのですが、双眼鏡や望遠鏡でのぞいてみると2つあったり、3っつあったり、4っつもある重星もあります。よく星空ツアーで紹介するのは北斗星の6番目の星のミザールとアルコル、八重山では貧しくも真っすぐな青年を助ける為に降り立った天の7人姉妹の次女が、地上に降り立ち青年に恋をして結婚して幸せに暮らしていたのですが、天の星が1つない事に村中が大騒ぎになった為仕方なく天に帰ってしまい、その後青年の子供を出産しその星が隣で輝いているという民話があります。因みに昔のアラビアの兵隊さんの視力検査に使われていたという民話もあります。
変光星
時間とともに明るさを変える星の事です。この星は時間で表面温度や大きさが変わる脈動変光星と片方の星がもう一つの星を隠すために明るさが変わる食変光星などがあります。クジラ座のミラは役322日の周期で表面温度が変わる脈動変光星です。
星雲
宇宙に存在する天体は恒星や惑星や衛星や彗星だけではありません、宇宙空間に漂うガスや塵で出来た雲も存在しています。星雲は新しい星が出来るための材料となります。ここで質問です。私たちがいる天の川銀河では一年間に何個の星が誕生しているか知っていますか?答えは10個です!意外と多いと思いませんか?この答えを導くための計算式は意外と単純で、天の川銀河に存在する星の数÷天の川銀河の年齢で求める事が出来るのです。この式を応用したドレイクの方程式では私たち人類が宇宙人に遭遇する確率を求めています。ドレイクの方程式はとても長い方程式なので気になった方は是非Google検索してみてください。
恒星の名前について
恒星は国際天文学連合によって定められた固有名詞と所属している星座の中での明るさの順番をギリシャ文字に当てて表す事でより覚えやすくなります。たとえは「こと座α星ベガ」という様にベガはこと座で一番明るい星だという事がすぐにわかりますし、ベガはこと座にある事も合わせて覚える事が出来ます。この方法はドイツのヨハン・バイエルンが1600年代に発表しました。