【石垣島】No.1の星空はどこ?地元出身の星空ガイドが本物の情報を紹介します。

日本一の星空が広がる石垣島へようこそ!

石垣島は、日本国内で最も早く「星空保護区」に認定された八重山諸島の中心地です。石垣島は光害が少なく、圧巻の天の川が見える場所として、世界中の星空ファンから注目されています。しかし、星空の美しさは石垣島の中でも場所によって大きく異なります

石垣島の星空スポットを紹介する記事は多くありますが、実はその多くが星空の専門知識がない人によって書かれたものです。何故かというと、石垣島の市内に住んている人はほとんど夜の平久保半島に来たことが無い為、石垣島の中心地よりの星空しか見たことが無いです。実際に、石垣島に住んでいる子供たちの大半は天の川を見たことが無いのです。石垣島の中でもそれぼど星空の見え方が違うのです。しかし、実際にはそれ以上に素晴らしい星空が見られる場所が存在します。

この記事では、石垣島の最北端に位置する「平久保半島」に焦点を当て、地元住民であり星空ガイドでもある筆者が、本当に美しい星空スポットを詳しくご紹介します。地元だからこそ知る、特別な星空体験へご案内します!


石垣島の平久保半島で 最高の星空が見られる理由

平久保半島は、石垣島の中でも特に人工の光が少なく、満天の星を楽しめる特別な場所です。その理由は、平久保半島ならではの地形にあります。

平久保半島は、石垣島の北東に細長く伸びる半島で、その長さは直線距離で約20キロにも及びます。半島の入り口は非常に狭く、両側の海の間は直線距離でわずか100メートルほどしかありません。その姿は、まるで石垣島から海に向かって架けられた天然の橋のようです。

この独特な地形により、平久保半島は四方を海に囲まれているため、市街地の光害の影響をほとんど受けません。さらに、石垣市内と平久保半島の間には、沖縄県で最も高いオモト岳がそびえ立っており、その山が街の光を遮る役割を果たしています。

八重山諸島全体で見ても、平久保半島は市街地からの距離が波照間島と同じくらい離れており、特に暗い星空環境が保たれています。新月の夜には、空いっぱいに広がる無数の星々と、まるで宇宙の果てまで続いているかのような天の川を体験することができます。

 


☆ 地元ガイドが選ぶ「石垣島No.1星空スポット」【すべて平久保半島内】

 1位:流れ星の丘(久宇良)※完全予約制のプライベート星空観測所。まるで天然のプラネタリウム

ここは、石垣島の平久保半島で唯一の星空観測所です。星空を見るために整備されている為、人工の光は全くありません。その為、危険がないようにここを管理している人が案内してくれます。完全予約制なので事前に確認することをお勧めします。この場所の特徴は、平久保半島の中でも西側に位置しており、石垣島では珍しい開けた丘の上にあります。周囲に高い山がなく、360度の星空を見渡せるため、まるで星に包まれているかのような感覚を味わえます。

この場所は、南向きの斜面になっているため、天の川が理想的な角度で空に昇り、息をのむような光景が広がります。旧暦の七夕の頃には、南の低い空から天頂を通り、北の端まで続く巨大な天の川のアーチを見ることができます。

また、西側に位置しているにもかかわらず、石垣島で唯一、西側で南十字星が観測できる場所でもあります。この場所は石垣島の中でも特に有名な場所なので夏の時期になると多くの観光客が訪れます。混雑しているように思われますが、とても広い場所なので、ゆったりと贅沢に満天の星空を楽しめる穴場スポットです。

この絶景を最大限に楽しむには、ぜひ星空ツアーにご参加ください!地元出身の星空ガイドが、最高のタイミングでご案内し、一生忘れられない星空体験をお届けします。

  • 星空の美しさ評価(⭐️1〜⭐️3)

    • ⭐️⭐️⭐️(最高クラスの星空)
  • 観測できる天体リスト(アイコン付き)

    • 天の川:一年中観測可能(特に夏がベスト)
    • 🔭 南十字星:2〜6月頃に観測可能
    • 🌠 流星群:ペルセウス座流星群(8月)・ふたご座流星群(12月)
  • アクセス情報(🚗/🚌アイコン)

    • 🚗 レンタカー推奨:市街地から約45分
    • 🚌 バス路線夜は無し
  • 必要な持ち物(✔️リスト)

    • ✔️ 懐中電灯(暗闇での移動用)※赤ライトを推奨
    • ✔️ 防寒具(冬や風が強い日用)※暖かくても風が強いと体感温度は下がる
  • ベストな観測時間帯(🕒時計マーク)

  • 混雑状況(👥人数アイコン)

    • 冬   👤 ほぼ貸切(人が少ない)
    • 春・秋 👥 適度な人出(観光客が時々いる)
    • 夏   👥👥 やや混雑(ピーク時期)

流れ星の丘に予約する

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2位:平久保崎灯台(ひらくぼさきとうだい)

ここは石垣島の最北端に位置し、360度の大パノラマが広がる絶景スポットです。昼間は青い海と緑豊かな大地のコントラストが美しく、「恋人岬100選」にも選ばれるほどロマンチックな場所として知られています。

しかし、この場所の本当の魅力は夜にこそあります。平久保半島の先端にあるため、周囲にはほとんど人工の光がなく、夜になると漆黒の闇に包まれます。そのため、まるで宇宙に浮かんでいるかのような錯覚を覚えるほどの満天の星空が広がります。

駐車場やトイレも完備されているため、安心して星空観賞を楽しめるのも魅力の一つ。夏の夜には、灯台の上空にまたがるように巨大な天の川が現れ、そのスケールに圧倒されるでしょう。冬にはオリオン座がとても見やすい位置に輝き、澄んだ空気の中でくっきりとした星々を観測できます。

さらに、この場所は月夜の夜にも特別な美しさを持つスポットです。満月の夜には、月明かりに照らされた海とサンゴ礁のリーフが幻想的な光景を作り出し、まるで異世界に迷い込んだかのような気分に。夜空に輝く星々と、月に照らされた海のコントラストは言葉では表現しきれない美しさです。静かな環境の中で、流れ星を探しながらゆったりと夜を過ごすのもおすすめです。

星空と自然が織りなすこの唯一無二の体験を、ぜひ味わってみてください。

  • 星空の美しさ評価(⭐️1〜⭐️3)

    • ⭐️⭐️⭐️(最高クラスの星空)
  • 観測できる天体リスト(アイコン付き)

    • 天の川:一年中観測可能(特に夏がベスト)
    • 🔭 南十字星:2〜6月頃に観測可能
    • 🌠 流星群:ペルセウス座流星群(8月)・ふたご座流星群(12月)
  • アクセス情報(🚗/🚌アイコン)

    • 🚗 レンタカー推奨:市街地から約45分
    • 🚌 バス路線夜は無し
  • 必要な持ち物(✔️リスト)

    • ✔️ 懐中電灯(暗闇での移動用)※赤ライトを推奨
    • ✔️ 防寒具(冬や風が強い日用)※暖かくても風が強いと体感温度は下がる
  • ベストな観測時間帯(🕒時計マーク)

  • 混雑状況(👥人数アイコン)

    • 冬   👤 ほぼ貸切(人が少ない)
    • 春・秋 👤 ほぼ貸切(人が少ない)
    • 夏   👤 ほぼ貸切(人が少ない)

3位:平久保半島エコロード(ひらくぼはんとうえころーど)

平久保半島エコロードは、石垣島の中でも特に暗く、全域が西表石垣国立公園に指定されています。人工の建物は一切なく、光害がまったくないため、頭上に広がる星々が手が届きそうなほど近く感じられます。

さらに、このエリアは広大な放牧地でもあり、まるで映画『ジュラシック・パーク』のロケ地に迷い込んだかのようなエキゾチックな雰囲気を体験できます。ここから見上げる星空は、間違いなく石垣島No.1の美しさを誇ります。

ただし、この場所がNo.1でありながらもアクセスが難しい理由があります。道は舗装されておらず、レンタカーでは進入が困難です。車両を傷つけるリスクがあり、放牧されている牛や馬が自由に歩き回っているため、細心の注意が必要です。さらに、この地域には夜行性のハブが多く生息しており、安全に訪れるためには必ず地元の星空ガイドの案内を受けることをおすすめします。

この絶景を最大限に楽しむには、ぜひ平久保半島自治協議会が公認する星空ガイドに案内をお願いしてください。地元出身の星空ガイドが、最高のタイミングでご案内し、一生忘れられない星空体験をお届けします。

  • 星空の美しさ評価(⭐️1〜⭐️3)

    • ⭐️⭐️⭐️(最高クラスの星空)
  • 観測できる天体リスト(アイコン付き)

    • 天の川:一年中観測可能(特に夏がベスト)
    • 🔭 南十字星:2〜6月頃に観測可能
    • 🌠 流星群:ペルセウス座流星群(8月)・ふたご座流星群(12月)
  • アクセス情報(🚗/🚌アイコン)

    • 🚗 レンタカー推奨:市街地から約45分
    • 🚌 バス路線夜は無し
  • 必要な持ち物(✔️リスト)

    • ✔️ 懐中電灯(暗闇での移動用)※赤ライトを推奨
    • ✔️ 防寒具(冬や風が強い日用)※暖かくても風が強いと体感温度は下がる
  • ベストな観測時間帯(🕒時計マーク)

  • 混雑状況(👥人数アイコン)

    • 冬   👤 ほぼ貸切(人が少ない)
    • 春・秋 👤 ほぼ貸切(人が少ない)
    • 夏   👤 ほぼ貸切(人が少ない)

 


☽ 星空観察のベストシーズンと持ち物

石垣島の星空は一年中楽しめますが、特におすすめの時期は以下の通り。

春(3月~5月):南十字星が観測しやすくなる季節!

南十字星が観測できるシーズン。南十字星は一等星で構成されていますが、実は観測が難しい星座です。特に石垣島の平久保半島は埋め尽くす星々の中から南十字星を探し当てるのは意外と難しいです。是非こちらの記事も参考にしてください。

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🌞 夏(6月~8月)石垣島の星空が最も輝く季節!

本州では冬の星空観測が定番ですが、実は石垣島での星空観測に最適なのは夏の時期。この季節がおすすめの理由は、晴天率が非常に高いからです。台風シーズンと重なることもありますが、台風が通過すると空気が澄み渡り、驚くほどクリアな星空が広がります。

特に、夏は天の川が最も美しく輝く季節。空を横切る壮大な光の帯が、まるで宇宙の奥深くへと誘うかのような幻想的な景色を作り出します。さらに、8月中旬には一年で最も人気のある流星群のひとつ、ペルセウス座流星群がピークを迎え、無数の流れ星が夜空を彩ります。

夏の石垣島は、まさに星空のベストシーズン。この特別な瞬間を、ぜひ体験してみてください

🌿 秋(9月~11月):気温が下がり、空気が澄んでクリアな星空が広がる。

秋の石垣島で楽しむ星空観測の魅力!

秋の石垣島は、夏の賑やかさが落ち着き、涼しい夜風が心地よい季節。星空観測にも最適な時期であり、特に透明度の高い空が広がるのが特徴です。湿度が下がり、大気が安定することで、星々の輝きがよりクリアに見えます。

石垣島は国内で最も長く天の川を観測できる場所であり、10月末までその美しい姿を楽しむことができます。秋になると、夏の名残を感じさせる天の川は西の空へと傾いていき、幻想的な風景を生み出します。

また、冬の星座の先駆けとなるオリオン座が東の空に昇り始め、夏と冬の星座が共演する特別なシーズンでもあります。さらに、11月中旬にはしし座流星群がピークを迎え、暗い夜空を流れ星が彩る特別な瞬間を楽しむことができます。

さらに、秋の夜は虫の声が心地よく響き、星空観測のひとときをより特別なものにしてくれます。涼しい風とともに聞こえる鈴虫やコオロギの鳴き声が、まるで自然のBGMのように夜の静けさを演出し、癒しの時間を与えてくれるでしょう。

秋の石垣島は、静かで落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりと星空を堪能できるシーズン。この季節ならではの澄んだ夜空と心地よい自然の音色を、ぜひ体験してみてください!

🌀 冬(12月~2月):冬の石垣島で楽しむ星空観測!オリオン座と澄んだ夜空 ✨

冬といえば、内地では星空観測のベストシーズンと思われがちですが、石垣島でも冬ならではの美しい星空を楽しむことができます。この季節ならではの特徴や注意点をご紹介します。

🌌 冬の星空はクリアで鮮やか!

冬の石垣島は、湿度が低く空気が澄んでいる日が多いため、星が一段とシャープに輝きます。特に、冬の代表的な星座であるオリオン座は、空高くに昇り、その美しい並びがはっきりと見えます。

また、**冬の大三角(ベテルギウス・シリウス・プロキオン)**が南の空に輝き、まるで夜空を彩る宝石のよう。特に、シリウスは全天で最も明るい恒星なので、夜空に輝く様子は圧巻です。

🌧️ 冬の石垣島は晴天率が低い?

石垣島の冬は、晴れると星空が驚くほど美しく見えますが、実はこの季節の晴天率はかなり低めです。冬は曇りや雨の日が多く、星空観測が難しい日もあります。特に12月から1月にかけては北風の影響で天候が不安定になりやすいです。

そのため、冬に星空観測を計画する場合は、できるだけ滞在日数を長めにとるのがおすすめ。複数日のうちのどこかで晴れる可能性が高くなるため、せっかくの星空を見逃すリスクを減らせます。

🔭 天の川の見納め!

石垣島では、国内で最も長く天の川を観測できる場所ですが、いよいよ冬になるとその姿が見納めになります。12月初旬までは西の空にぼんやりと横たわる天の川を見ることができます。日本の他の地域では夏にしか見られない天の川を、年の瀬まで楽しめるのは石垣島ならではの魅力です!

🎶 静寂と冬の夜の自然音

冬の石垣島は、虫の声が少なくなり、より静かな夜を楽しむことができます。そのため、より一層星空の美しさに集中でき、まるで宇宙に包まれているかのような感覚に。風が穏やかな夜には、遠くの波音や森のささやきが心地よく響き、幻想的な時間を演出します。

🔥 冬でも快適な星空観測

石垣島の冬は本州に比べて気温が高く、最低気温でも15℃前後と比較的暖かいので、冬でも快適に星空を楽しめます。ただし、北風が強く吹くと体感温度が下がるため、防風性のあるアウターを持参するとより快適に過ごせます。


まとめ

石垣島は星空が綺麗に見える場所として世界的にも有名になりつつあります。しかし、石垣島の中でも星空の見え方は場所によって全然違います。また、その情報を紹介するサイトも石垣島の中でも場所によって星空の見え方が全然違うという事実を知らずに、実際にその場所で見たこともないのに憶測で記事を書いているケースをよく見かけます。例えば、バンナ公園や川平湾などはよく星空が綺麗に見える場所として紹介されていますが、実際は地元の人はその場所に星空を見に行くことはありません。また、地元の人でも市内から遠い平久保半島に行ったことがない人が多い為、市内に住むほとんどの島んちゅは天の川を見たことが無かったりします。私は石垣島で産まれ星空ガイドを10年近く行っていますが、だからこそ知ってほしいのです。平久保半島で見える星空がどれだけ貴重で、どれだけ凄い星空なのかを。一人でも多くの人に素敵な星空を知ってもらえるようにこれからも情報を発信していきます。

「石垣島 星空」検索 No.1 の星空体験を、ぜひあなたも!

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流れ星の丘 - さぁ、流れ星に逢いに行こう!

ここは、石垣島の市街地から遠く離れた星の楽園!国内初の星空保護区エリアでもある「流れ星の丘くうら」。ハンモックやリクライニングチェアで星空に抱かれてみたり、ガイドが八重山の星文化を案内してくれたり、唄三線が響いていたり、双眼鏡で宇宙を覗いてみたり、星空フォトで星空をお土産にしたり、そんなプレミアムな場所です。