石垣島なら何処でも素敵な星空が見れると思っていませんか?それは間違いです。石垣島は人工5万人近いそこそこ大きい都市です。なので住宅地周辺やリゾートホテル周辺の夜空は人工の光で溢れています。それでも、東京や大阪周辺よりは光害の影響は少なく、住宅地周辺でもそこそこの星空は見る事が出来ます。
でも、せっかく石垣島に行くなら、光害が全くない環境で息をのむような、満天の星空を見てほしいと心から思います。
ここでは、光害の影響を実際に宇宙写真から覗いて、石垣島で光害がない場所紹介したいと思います。
宇宙から見た日本は光害だらけ
宇宙から夜の日本を覗いた衛星写真がこちら
実際に衛星写真で見てみるとよく分かりますよね、この写真は、グーグルで「夜 衛星写真」で検索すると出てくる画像です。拡大も縮小も出来るのでとても便利です。
日本列島を見てみると形がはっきりわかるくらい光で溢れていますね。南の方に目を見てみると台湾がクッキリ分かるくらい光で溢れています。台湾と日本の間に小さな光が点々と連なっているのがわかると思います。その真ん中にあるのが沖縄本島でその下が宮古八重山を含む先島諸島です。沖縄本島も結構光に溢れています。全体的に北朝鮮以外は光で溢れていてビックリです。世界中で天の川が見れる環境がなくなってきている事がこの写真だけでも痛感してしまいます。
それでは石垣島周辺を拡大してみましょう
石垣島で一番星空が綺麗に見れる場所は?
次はググッとアップして石垣島を見てみます。
なんだかよくわかりませんね、島の周囲に線と場所を入れてみましょう
これだと光害がどこで多いかよくわかります。意外にも川平湾や小浜島や竹富島でも多少影響が出ている事に驚きです。石垣島の上に細長く伸びているのが平久保半島になります。
そこの西にあるのが今回紹介したい星空観測スポット久宇良(くうら)です。
星空を360°まんべんなく観る為には開けた場所がポイントになりますが、平久保半島は高い山でできている為なかなかベスト場所がありません、しかし、この平久保半島西にある「久宇良」は海に突き出した見晴らしのいい丘になっているので星空を見るには最適な場所なのです。
しかも、
世界中の天文学者からなる国際的な機関「ダークスカイ協会」の調査ではここ久宇良の夜の暗さは21.95[mag/arcsec²]を記録。この数字は協会の最高ランク地域の21.75[mag/arcsec²]を上回っています。大海に縦に細長く伸びる地形が市内の光害の影響を受けない環境を残してくれているのだと思います。
世界最高レベルの星空がここで見れると言っても過言ではないですね。