【重要】石垣島で素敵な星を見る為に、絶対に調べるべき月夜の事!

星空で有名な石垣島に行けば、何時でも何処でも素敵な星空を見る事が出来ると思っていませんか?それわ間違いです。まず最初に月夜の事を調べるべきです。石垣島出身、星空ツアー歴4年の星空ガイドが、これまでの経験を踏まえて、石垣島で満天の星空を見る為に必要な月夜の事をお話しします。

月について

夜空を見上げれば当たり前ようにある月、あったり、なかったり、丸かったり、欠けていたり、そんな事を気にすることなんてほとんどないと思います。ましてや、都会に住んていたりすると、「月なんて気にもした事もない」なんて人がもしかしたらいるのかもしれません。 さらには、月光??って人もいるのかな??いや、意外とそっちの方が多かったりするのかもしれませんね。

月と私たち人間は奇跡の様なバランスで共存しているのだと思います。もし、月がなかったら女性は正常な妊娠や出産が出来ないかもしれません。人間に限らず、動物は子孫を残せないかもしれません。植物は正常に育たないかもしれません。海は停滞し、魚たちは異常行動を起こしてしまうかもしれません、、、。

今回は星を見る上で考える月!ですので、余談はこの辺にしますが、 月はただ単にそのに当たり前の様にあるのではなく、地球に存在する生物は間違いなく月の影響を受けている事を、まず、理解していただきたいと思います。

田舎で生活していたり、ご年配の方、漁業や農業に係わっている人にとって、月は生活の一部なんて人も結構多いと思います。

100%純粋な月光を浴びると、もしかしたら、人類が誕生してからほんの100年もたたない前まで、人は月を道しるべとして生活してきた事を思い出すかもしれませんね。

月の周期と月光

月になんら興味がない方でも、月が規則的に変化し、規則的に繰り返している事はなんとなく理解されている方も多いのだと思います。

ここで、改めて、月の変化と周期を復習してみましょう!

まず満月をスタートとして考えると、 満月から少しづつ欠けていき、完全に見えなくなる新月となり、そこからだんだんと見えるようになり、また満月となります。満月から新月までの期間が約14.5日、そこからまた戻るのに約14.5日、約29日で一周します。(月の詳しい周期はここをクリック)星を見る上では、月の光が全く見えない「新月」、月が見え始めて半分の「上弦の月」、月明かりがMaxの「満月」、月が欠け始めて半分の「下弦の月」、この4っつを基準に考えると分かりやすいです。

そして、月の光の強さを考える時、当然満月が一番強い光を放っている事はなんとなく想像できると思います。しかし、実際どのくらい強いのか?考えたこともないかもしれません。特に都会で生活していると、何が月明りなのかさえ、わからないのだと思います。月の和名で、立待月→居待月→寝待月と呼ばれる月があります。満月から少し後の月の事を指しているのですが、満月はだいたい日が沈んだ少し後に上がって来きます。1日おきに昇ってくる時間が約50分ほど遅くので、昔の人は満月からだんだんと昇ってくるのが遅くなる月を、まだか、まだたと、立って待ったり、座って待ったり、それでも昇ってこない日は寝て待つくらい、ありがたみをもって月を見上げていたという事がわかります。

満月の明るさとは

少し、話がそれてしまいましたが、月の光の強さは簡単に言うと、満月では人の影がはっきり分かるくらい明るいです。よく目を凝らせば本も読めてしまい、石垣島久宇良のように光の影響のない環境ではその光の明るさは際立って感じます。

満月時に星を見ようとすると、まず月の周辺にある小さな星はほとんど見えないです。天の川も微かに形が確認できるくらいになってしまいます。満月と天の川が重なると天の川は消えてしまいます。小さな星が見えないという事は、流れ星も観測する確率が極端に落ちてしまうので、特大の流れ星以外はその光にかき消されてしまう事を覚悟しておく必要があります。

星を見る上で、おすすめの月は

星を見る事が目的の場合、月の光がいくら美しくても、その光が邪魔になってしまうのはしかたがありません。では、どの月で星を見たほうがいいのか?それは、ザックリ言うと、新月を中心に13日~15日間程度だと思ったほうがいいと思います。しかし、月は昇る時間は日々異なる為、星を見る時間帯によってもそれは変わって来ることも頭に入れておく必要があります。

月の出入り時刻とその方角を簡単に知る為には↓のサイトがおすすめです。

月の出・月の入りマップ

時間帯によっては月の光が強くても、まだ月が昇っていなかったり、すでに沈んでいたりするので、出入りの時間外をチェックする事もとても大切です。

そして、月の光の強さを考えた時、上弦~満月~下弦の月は月光量が50%以上あるので、星を見る時間帯にその月があると天の川は薄く、暗い星は見えない事を覚悟したほうがいいです。

月夜の美しさ

星を目的として考えた場合、確かに月は邪魔になってしまうかもしれません。しかし、人口の光の影響をほとんどうけない場所で見る月夜の美しさは、なんと表現していいのかわからないくらい美しいものです。

 水平線には月光の道が表れ、水面に揺れる光の道はなんとも神々しい雰囲気です。そして、月明りに照らされる草木はこの世の物とは思えない色を出し、葉と葉の間から漏れる月光の木漏れ日?というか光は風で揺れる度に心まで揺らされてしまいます。

実際にその環境で月光を浴びてみると、神秘のパワーみたいな物を感じる事でしょう!

月光が生物に与える影響

 月の満ち欠けは自然界に大きな影響を与えています。目に見える現象としては、潮の満ち引きではないでしょうか、月の力は広大な海をも動かす力を持っています。私たち生物も月の影響を大きく受けています。

例えば植物は満月にその水分が上がり、新月に向けて下がります。ゆえに、昔からリンゴやみかんのような上に実る物は満月に収穫し、大根やじゃが芋のような根菜は新月に収穫していました。

 私たち人間も、特に女性は顕著に月の影響を受けています。月夜は体内の水分が上がり浄化しやすいので、水分を多くとり月の光を浴びてのデドックス効果は嘘ではないのです。

最後に、月夜は特に女性におすすめ!精神安定効果も!

 セロトニンがもたらす精神的な作用は、美容や健康面においても大きく影響を与えます。セロトニンにはストレスを排除し心のバランスをとってくれる作用があるため、ストレスからくる肌トラブルの抑制が期待出来ます。

 また、睡眠ホルモンとして知られている「メラトニン」は、セロトニンとワンセットになっている事もわかっています。つまり、セロトニンがしっかり分泌されれば自然とメラトニンも増え夜ぐっすりと眠れるようになるのです。

 このセロトニンがきちんと分泌されないと、肌の生まれ変わりを行う新陳代謝が低下したり、成長ホルモンが十分に力を発揮できなくなったりし、美容には悪影響です。

 また、セロトニンは姿勢を保つ「抗重力筋」を刺激して背筋をシャンとさせる作用があります。この抗重力筋はフェイスラインにも存在するので、顔や身体が引き締まり若々しくなる効果も期待出来ます。

月夜は月夜にしか体験できない特別な日だという事を忘れてはいけません。

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